青木毅
リーダーへの一言コラム

質問が効果を発揮する!意識改革!

ミスター・プレッシャーから鉄人へ7)…………………………
「意識改革は、
『優勝』という言葉を頭に刻み込むことから、
 始まりだしたのです」
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昭和50年についに広島カープは優勝します。
 
球団創立以来の念願であった優勝を手に入れるのです。

負け犬軍団が勝者の軍団となるのです。
 
昭和47年から、球団の建て直し屋として有名な根本睦夫さんが監督となり、
選手の獲得、教育へ力を入れてきました。
 
それが3年後の50年についに花開いたのです。

そのときの監督がジョー・ルールさんそして5月から古葉竹識さんでした。
ジョー・ルーツ監督はこの優勝の立役者であるといって間違いないでしょう。
 
このルーツ監督が、前年の49年一年間、
ヘッドコーチとして就任し広島を見ていて、
その年の秋に監督に就任しました。
 
そして、監督になって次の言葉が第一声でした。

「おまえたちには、一番大事なものが欠けている。

『勝つ意欲』だ。『勝つ執念』がない。
俺が一年間見ていて、一番不満なのはそれだ」
 
「おまえたちは負け犬根性のしみついた負け犬だ」
 
この日からルーツ監督の
「負け犬根性を払拭し、勝つ執念を植え付ける意識改革」
が始まりました。
 
まず始めたことが、毎日ミーティングです。
選手の頭の中を改造することです。
 
「おまえたちは、何のためにこの宮崎の日南までキャンプにきているのか?」
『…優勝するため』それは分かっているんです。
でも選手一人一人に言わすのです。
「おまえたちは、何のために毎日このミーティングをしているのか?」

『…優勝に必要な知識を身に付けるためです』
 
「おまえたちは、何のために練習しているのか?」
『…優勝に必要な技術を身に付けるためです』
自分が質問し、選手一人一人の所に行って必ず言わすのです。

それも時にふれ、折にふれ、毎日毎日、何回も何回もです。
 
たえずどの選手に対しても
 
「優勝するためにここにいるんだ」
「優勝するためにこれをしているんだ」
「優勝するために考えているんだ」
 
これを叩き込むんです。
 
朝から晩までです。

とにかく精力的な人でした。

そこには、ルーツ監督の強烈なメッセージがあったのです。
 
面白いものです。
そうなると、今まで遠くにあった優勝が近くに見え出したのです。
 
つまり…
 
「意識改革は、『優勝』という言葉を頭に刻み込むことから、始まりだしたのです」

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■青木毅談
 
「意識改革」とは、
日頃、思っている「意識」の改革です。
 
それは、自分が何を思っているかをいつも点検することだといえるでしょう。
 
これは、自分がチャンピオンになりたかったら、
自分の意識を点検し、
それを完全に塗り替えることでしょう。
 
そのために、
まず、何を思っているかの質問、
それでいいのかの質問、
そうしたいかの質問。
 
という質問が効果を発揮するのです。
 
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ミスター・プレッシャーから鉄人へ8)…………………………
 
「意識改革は、怒ることでなく、
 思い出させることだったのです。
 そのために自分に思い出すための質問するのです。
 私は何のためにこれをやっているんだ?と。
 それも1日何回もです」
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昭和50年についに広島カープは優勝します。
 
球団創立以来の念願であった優勝を手に入れるのです。

負け犬軍団が勝者の軍団となるのです。
 
この時のルーツ監督の
「負け犬根性を払拭し、勝つ執念を植え付ける意識改革」は徹底的でした。
 
これはそんな中の一場面です。
 
私が当時3塁の守備練習をしていて、
3つも4つも後逸したとき、
ルーツ監督は必ず、わざわざノックを止めて、
ベンチから私のところに駆け寄ってくるのです。
 
そし下記のように言うんです。
 
「衣笠、お前疲れたか?」
 
『(疲れたかって?疲れましたっていえるわけねえじゃねえか…)
いいえ、大丈夫です』
 
「そうか、疲れて練習すると、悪い癖が身につく。
その癖を直すのに又時間がかかる。もし疲れているなら、ベンチで休め」
 
『…はい…』
 
「じゃ、一つ聞かせてくれ?今お前がしたプレーは優勝に必要か?」
 
『?(優勝に必要かって?3つも、4つもエラーして何が必要であるわけないじゃないか…)
 いや、必要じゃないです』
 
「俺もそう思う」
 
『…』
 
「衣笠、何のためにこのグランドでノックしてるんだ?」
 
『…優勝するためです』
 
「そうだろ」
 
『そうです』
 
「このグランドで優勝に必要なプレーだけ練習してくれたらいいんだ。
必要のないやつは練習するな」
 
『…はい…』
 
「疲れてないなら、もう一回やろう」
 
『…』

優勝を意識していても、こちらは練習に疲れてきます。

そんな時に「優勝」のことが頭から抜け出し、
練習のための練習になるんです。
 
そんな我々の心をルーツ監督は、見事に見抜くのです。
 
しかし、決して怒りません。
そんな我々の心を見透かしたように、質問し、決意を思い出させるのです。

これにはびっくりしました。これこそ、説得力のある意識革命なのでした。
「意識改革は、怒ることでなく、思い出させることだったのです。

そのために自分に思い出すための質問するのです。
私は何のためにこれをやっているんだ?と。それも1日何回もです」
 
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■青木毅談
 
営業の面会においても、
お客様の「意識改革」が必要です。
 
そのために、

まず、何を思っているかの質問、
それでいいのかの質問、
そうしたいかの質問。
 
という質問が効果を発揮するのです。
 
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ミスター・プレッシャーから鉄人へ9)…………………………
 
「いまから、練習しといて遅くない。
秋には、こういう席が待っているんだ。」
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今回は、このシリーズの中で、最も重要なポイントです。
 
これこそが昭和50年に広島カープを優勝に導いた理由でしょう。
 
球団創立以来の念願であった優勝を手に入れた理由でしょう。

負け犬軍団が勝者の軍団となった理由でしょう。
 
それは…
「監督自身が優勝を堅く決意していたことです」
 
それは次の場面で分かります。
 
キャンプ中盤の土曜日の晩になると、
ナイフ、フォークでディナーなんです。
 
こっちは疲れも溜まっている。
明日の日曜日はお客さんが見に来る。

気合も入れないといけない。
 
そんな土曜日は、
こっちはジャージ姿でビールでも飲みながら、
あのコーチはああだとか、
あの練習いやだなとか、
俺は明日特訓があるとか、
ぼやきながらご飯を食べるのが選手の憩いの場なんです。
 
それがダメなんです。
ジャケットにネクタイでナイフ、フォークなんです。
 
土曜にの晩になんでこんなことするのか?
このディナーが3回も続くと、
こっちはキャンプの中盤で疲れてもいるんで、
いいかげんイライラしてきます。
 
…で聞きに行ったんです。
 
 
「監督、なぜこんなことするのですか?」って。
そうすると彼の答えがふるっているんです…
 
「いまから、練習しといて遅くない。
 秋には、こういう席が待っているんだ」
 
って言うんです。
 
…そらそうです。
 
優勝したらレセプションがあるんです。
これにはびっくりしました。
ルーツ監督は、当然ですが優勝を信じていたんです。
 
皆さん、いいですか。
 
「監督は優勝を信じていたんです」
だからこそ優勝したときの準備をしよう
と言うのです。
 
よく成功をイメージしようといって
「頭で描くこと」をするようなことがありますが、
そうじゃないんです。
 
監督の頭の中では優勝しているんです。
「優勝しているイメージが出ている」のです。
だからこそ、当たり前のようにその準備をしだすのです。
 
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■青木毅談
 
自分においても、
営業においても、
「意識改革」が必要です。
 
意識改革ができると、
完全に目指したい姿が、
当たり前になるのです。
 
そうした時に、
当たり前のように行動して、
当たり前に成果を出してくるのです。
 
なぜなら、
「優勝しているイメージが出ている」からです。

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